【SMシーズン4使用構築】~砂塵の妖精~エムリット始動砂パ【最高レート2046/最終レート2006】
皆さん初めまして、キョンと言います。今回XY、ORAS、SMとレーティングバトルをやってきた中で自身初レート2000達成を相棒であるエムリットとメガバンギラス入りで達成することができたため、記念に構築記事を書きました。前記事の修正点やレートの更新などで新しい記事を投稿しましたが、まだ拙い所や説明が長くなっている所もありますが最後まで見ていただけたら幸いです。
こちらが使用したパーティとなります。
このパーティの並び自体はバンドリマンダとなっていますが、画像の通りバンギラスの型はメガとなっております。じゃあ偽装なのかと言われますと全くそうとは言えません。起点を作るポケモンが違うだけです。
そう、このパーティのコンセプトは…
エムリットが砂嵐を起こし、砂かきドリュウズが全抜きor場を荒らし、バンギかマンダが舞ってEND
という構築です。タイトルの意味はそういうことです(センス皆無)。
え?フライゴン?あれは「砂漠の精霊」だし違うでしょ(適当)
とりあえず意味わかんねーよwwと思われたことでしょう。きっと僕と当たった対戦相手の方もそう思われたことでしょう。僕も考えた時はそう思いました。けど待ちに待ったメガバンギラス解禁もあったし、砂ドリュウズも使いたかったし、エムリットたくさん選出したかったからしょうがなかったんだよ(´;ω;`)
【構築経緯】
S4途中にてメガバンギが解禁されたため、XYから使用しており現環境のメガ枠に強めと感じた竜舞メガバンギラスを軸に据える。そこで唐突に砂ドリュウズを使いたいと思い、砂ドリュを使うならバンギの型の都合上、エムリットにドリュウズのサポートのための砂嵐を採用してエムバンドリの軸が完成した。ここで霊獣ランドロスやカバルドンなどのバンドリを止めてくる地面が重いため、ORASから使っており並びもバンドリマンダと綺麗になるため腕白メガボーマンダを第2の軸とした。このままではカプ・レヒレやアシレーヌ、スイクンなどのメジャーな水タイプや霊獣ボルトロス(主に格闘Z)で壊滅するため、霊獣ボルトロスなどの浮いている電気や先述の水タイプに強く出られる瞑想カプ・コケコ、メガメタグロスやカプ・テテフのストッパー兼非エムドリ選出の際のクッション役でゴツメナットレイを採用した。
【個別紹介】
エムリット@さらさら岩 NN:まき
臆病 187(252)-×-129(28)-126(4)-130(36)-136(188)
調整
H:ぶっぱ
B:意地A252バシャーモZフレドラ確定耐え
C:端数
D:控えめC252ブレードギルガルドのシャドボ確定耐えしつつDL対策のB<D
S:余り(最速70族抜き抜き)
パーティの左上枠でドリュウズ、メガ2体の起点作りの役割を担う。かわいい。レーティングにおいてエムリットの使用は低く、認知されている技もトリックルームやステルスロックがほとんどであるため砂嵐はまず読まれなかった。性格はより早く起点を作りたかったため臆病とし、耐久ラインは起点作りのエムリットを使う上で意識している「技を1発耐えて起点を作る」を実行するために、BDそれぞれでこの技までは耐えたいと個人的に思っているラインまで振っている(一致抜群Z技は諦めましょう)。攻撃技に関してはゲンガーやキノガッサ、バシャーモ意識のサイキネ、ガブリアスや霊獣ランドロス、メガボーマンダ意識の冷凍ビームで確定と思っている。火力はお察しですがかわいいので許してあげてください。また1回だけあったことですが自分2028、相手2072でドリュウズを選出していない時にラス1のエムリットとA+2メガガルーラ(HP5くらい)対面で†不意討ち読み砂嵐†を決め、スリップダメージでガルーラを倒して勝った時は叫んだ。エムリット最強。
バンギラス@メガ石 NN:Abyss-Tyrant
陽気 191(124)-188(28)-171(4)-×-153(100)-135(252) ※メガ後数値
調整
H:16n-1
B:端数
D:余り
S:最速
パーティの右上枠で私が一番大好きなメガポケモンであり、絶対的エースの(エッジを当てれば)かっこいいポケモン。現環境で猛威を振るっているメガボーマンダ、メガリザードンXYなどのメガポケモンやポリゴン2、クレセリアに対して強く出ることができるのが良い所。型はエムリットからの起点を活かし、一度展開できれば全抜きが可能な竜舞型として、努力値配分は化け物種族値を活かすためにASではなく強引に舞う機会を作れるHSベースとし、余りは特殊に対して強く出るためにDに振った。耐久に振ったお陰で火力が足りなくて負けた試合よりも舞うことができて勝てた試合の方が多かった。技は一致高火力技のストーンエッジ、メガゲンやコケコ、鋼への打点でギルガルドへの非接触物理技の地震、積み技の竜舞まで確定とし、最後の枠はパーティで重いポリゴン2を相手することが多かったため、状態異常技透かしや、トリルターンを枯らせる身代わりを採用した。ストーンエッジを打つ際には心を無にしてボタンを押していますが、それでも当たりません助けてください_(:3」∠)_
ドリュウズ@ハガネZ NN:ブレイザー
意地 191(44)-205(252)-86(44)-×-88(20)-127(148)
地震・スマートホーン・岩雪崩・剣の舞
調整
H:16n-1
A:ぶっぱ
B・D:DL対策でB<Dになるよう余り振り分け
S:砂下で最速スカーフガブリアス抜き
普通の砂かきドリュウズ。エムリットの予想外の砂嵐からの流れでよく全抜きをしてくれた。ハガネZはメガボーマンダや霊獣ランドロス、クレセリアを意識して採用した。自分のパーティには砂ドリュウズを止めるためクレセやランドが来やすいのでこれで正解だったと思う。鋼技はオニゴーリなどへの安定打点となるスマートホーンを採用していたが、レートでの遭遇率や受け出しの腕白ランドロスがA+1Zスマホで落ちないので怯みを狙えて火力がスマホより高いアイアンヘッドの方が絶対に良いです。
腕白 197(212)-166(4)-188(164)-×-117(52)-150(76) ※メガ後数値
捨て身タックル・竜の舞・羽休め・身代わり
調整
A:端数
B:余り
HD:臆病C252メガリザードンYめざ氷確定耐え
最強ポケモン。化け物みたいに硬いマンダ。どれほど硬いかレーティング使用率1位のミミッキュの技で見てみると、
A156ミミッキュじゃれつく→H197B188メガボーマンダ
84~102 42.6%~51.7% 乱数2発(4.3%)
A156ミミッキュA+2じゃれつく→H197B188メガボーマンダ
168~200 85.2%~101.5% 乱数1発(12.5%)
A156ミミッキュZじゃれつく→H197B188メガボーマンダ
164~194 83.2%~98.4% 確定2発
威嚇なしでこれです。めっちゃ硬いです。メガマンダに投げられるカバルドンや霊獣ランドロス、テッカグヤなどの物理受けを筆頭に、威嚇も絡めることで大抵の物理ポケモンに対して舞ってワンチャンを取ることができる。元々はHBSベース(189-166-198-×-111-155)の個体を使っていたが、めざ氷リザYが増えたことにより対面で負けることが増えたので調整を考え直していたところ、真皇杯北陸予選優勝者のとろ~氏の構築記事のマンダの調整を参考にして、BSのラインを落とし、その分をリザYのめざ氷を耐えるところまでHDに回した。これによって、HBSベースのころのBの耐久値とあまり変わらず、かつ対面でメガリザYに勝てることが多くなったので全体的に勝率を挙げることができた。
↓参考記事
http://toropoke.hatenablog.com/
1ウエポンはAに振っていないため舞っていなくてもある程度火力の出せる捨て身タックルを採用しているが、反動ダメのない恩返しでも大丈夫であるため好みの問題だと思う。ただ舞わないと火力がないため、急所や追加効果を引かないことを祈りつつ物理相手に舞ってください。特殊からは素直に逃げましょう。後でこの腕白マンダ単体でのより詳しめ(主に仮想敵の被ダメージ多め)の考察記事でも書こうと思っているのでそちらも見てください。
カプ・コケコ@残飯 NN:Ptarmigan
臆病 161(124)-×-106(4)-127(92)-107(92)-192(196) ※王冠使用
10万ボルト・めざめるパワー氷・瞑想・身代わり
調整
H:残飯効率のため16n+1
B:端数
C:余り
D:DL対策のB<D
S:最速ゲッコウガ抜き
構築で重かった霊獣ボルトロス、スイクン、カプ・レヒレ、ポリゴン2、受けループへの回答として構築入りしたポケモン。持ち物は場持ちを良くするための残飯とし、技はこの型を使うなら上記4つで確定。素早さは型の関係上対面でゲンガーに勝てないため最速ゲッコウガ抜きまでとし、仮想敵が特殊寄りであることから瞑想を積んだ後に身代わりを残しやすくするためDに多めに振った。初手でエムリットやバンギラス読みの霊獣ボルトロスが多かったため対面で瞑想を積みそのまま全抜きという流れも多かった。ただ積まないと本当に火力が無いため、積む隙があるかどうかを選出画面でしっかり判断する必要がある。
呑気 181(252)-118(28)-187-(148)-×-146(76)-22 ※努力値4余り
ジャイロボール・毒々・宿り木のタネ・守る
調整
H:ぶっぱ
A:余り
B:11n
D:控えめC252カプ・テテフPF下Zサイキネ+サイキネ両方最高乱数以外耐え
S:最遅
ここまでできつかった水の一貫やカプ・テテフの抑制、ガルーラやメタグロスへ雑に投げて裏の圏内に入れるため最後に構築に入ったポケモン。毒毒の枠は最初はパワーウィップだったが打つ機会があまりなく、カビゴン、ポリゴン2、クレセリア、ブラッキーなどの耐久ポケモンを意識して変更した。選出した時は削りの仕事はしっかりしてくれた。しかしこのポケモン、対戦において宿り木と毒は外さなかったのに急所被弾や熱湯、火炎放射で1発火傷の常習犯。自覚があるのかないのか。
~基本選出~
基本的にはこの並びが一番多かった。エムリットで砂を撒いてドリュウズ、メガ枠で詰めていく流れを取る。
ドリュウズが刺さってなくメガ枠で全抜きするときの選出。コケコとナットは相手のパーティにガルーラやグロス、テテフがいた時はナットレイ、それ以外はコケコを選出した。
・カプ・コケコ+メガバンギ+エムリット
ポリ2クチートクレセorミミッキュのトリル展開に対しての選出パターン。ポリ2クレセ対面でバンギコケコの身代わりでトリルターンを枯らしていき、タイミングを見て積んで突破する。エムリットはクッションとしてステロを撒いたり、ランドロスやガブリアスなどの地面タイプがいた場合の処理を担当した。
対受けループやサイクル気味の戦いを強いられたときの選出。ナットレイをクッションとしながら、コケコマンダで身代わりを絡めてタイミングを見て積んで突破する。
【重いポケモンや並び】
・グロスレヒレ
基本的にドリュウズが舞わないと突破できないが舞わせてくれないためキツい。この2体が選出された試合はほぼ負けてた。
・ガルクレセ
メガバンギでクレセ起点にして頑張ろう。
・メガハッサム(剣舞羽休め持ち)
某ラティハッサム使いのG氏と当たって発覚したことだが炎技を打てるやつがいないため舞われたら全員やられる。ナット出しても舞われるだけなのでヤバイ。
・スイクン
コケコで積むかドリュウズで舞って頑張ろう。
ナットで毒入れるかコケコで瞑想積んで頑張ろう。
バンギかコケコで頑張ろう。
・めざ氷持ちテッカグヤ
テッカグヤはメガマンダで見ることが多いため、身代わりを残せないめざ氷を持ったテッカグヤは辛かった。一応めざ氷を枯らすこともできるが常に宿り木と身代わりの択になるため勝率は低い。
・マンムー
初手だろうが後投げだろうが襷残ってたら終了。
砂ドリュで見ているため初手エムリットゲッコウガ対面でZ悪の波動でエムリットが吹っ飛ばされると1ターンで終了。
・霊獣ボルトロス
高速移動ヘドヴェ型で終了。
初手で挑発や蛇にらみで妨害されるだけで終了。
・珠めざ氷バシャーモ
勝てません。
・カビゴン
勝てません。
【真皇杯関西予選2について】
7月1日に行われた真皇杯関西予選2にこの構築で挑みました。初めは「エムリットで砂撒くとか誰も読めんし奇襲できるやろww」とか思って臨んだところ、現実は当然甘くなく10戦2勝8敗でボロ負けしました。試合内容も珠めざ氷バシャーモに3タテされ、初手の剣舞ナットレイに3タテされ、砂を利用されてメガガブにボコられ、予選で同ブロックだった関西2予選優勝者の爪とぎ身代わりメガメタグロスにボコられと散々でした。分かってはいましたが、自分のしたいことができたとしてもやはり簡単に勝たせてはくれないなと改めて感じました。文字通りラストチャンスであるラスチャレでこの借りを返したいと思います。
余談ですが、対戦終わった後の感想戦でエムリットの型について話したところ「エムリットって砂嵐覚えるんですか!?」という反応がほとんどでした。そりゃそうだ。
【終わりに】
XYからエムリットメガバンギラスの2体を軸にレーティングバトルを始め、2000チャレンジをORASで3回、SMで1回の失敗を経て5回目にてようやくレート2000に到達することができました。2000チャレンジに勝った時は、かわいい寝そべりちゃん達7体が占領するベッド(画像1)に飛び込んで泣いていました。でも自分にとってはそれほど嬉しいことでした。当初は2000に乗って終わる予定でしたが、真皇杯本戦を見学して対戦モチベが上がったためラスト2日で玉砕覚悟で臨んだところ瞬間最高レート2046まで行くことができました。(画像2)。2100を目指したかったけど自分の体が持ちそうになかったので、次に2000に乗れた時は頑張ってチャレンジしていきたいと思います。
それではこの辺で失礼いたします。ここまで記事を見てくださった方々、S4で対戦してくださった方々、本当にありがとうございました!
気になったこと等あれば(@kyon_218_23)までお願いいたします。誰かイラストとか描いてくれたら嬉しいなぁ【壁】ω・`)
↓(画像1)寝そべりかわいいですね(^ω^)。僕は凛ちゃんと曜ちゃんが好きです。これはレート2000達成の6月26日時点のもので、記事を書いている7月18日現在までに新しく千歌と鞠莉が増えました()
↓(画像2)瞬間最高レート